レイアウトの基準寸法
座席レイアウトを考える際に必要な、基準となる最低限の寸法を把握しましょう。動線、つまり人の通る場所を確保し、流れを作るのはレイアウトの上でかなり重要な要素になってきます。これをもとに、直座した際のデスク周りの寸法+通路幅などと組み合わせてレイアウトを検討していきます。
執務スペースの適正面積
オフィスのスペースは「一人当たり2坪」というのが最低限必要な面積だと言われています。実際にオフィスの内装やレイアウトを行う際には、一人当たり2坪でなくても、デスクのサイズや並べ方や書棚の置き方を工夫することで、最大限スペースを活かしたレイアウト作りを行うことができます。
レイアウトを工夫することで、効率よくスペースを利用できたり、一人当たりの面積を広く取り、作業しやすくしたりすることが可能です。レイアウトを考えるときは、こうした情報を考慮して、オフィスの適正面積を考えましょう。
オフィスを構成するデスクや機器類の配置はもちろんですが、レイアウトで重要なのは空間の余白部分、モノを置かないスペースの「間」の部分です。オフィスに占める「間」の割合が大きいほど、ワーカーの感じる快適指数も高まります。ゆとりの目安として、オフィスの余白は約70%が標準的で、これ以下だとワーカーは「狭い」と感じ、割合が大きくなるほど快適指数が高まります。
動作に必要な空間の目安
オフィスで人が快適に動ける空間の目安です。配置してみたが、人がゆとりをもって通れなかった…ということにならないよう、家具・什器のレイアウトを検討しましょう。
最近では、省スペースに対応するデスクや収納などのオフィス家具も増えています。限られたスペースの中で、基本をおさえて理想のレイアウトを実現しましょう。